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ゴースティン鯖で頑張る、ふたり血盟の日常。書いている人:仮免許――だったのは過去のハナシ。引退済です。(ナイとは思いますが)私にコンタクトをとる必要がある場合は相方までお願いします。


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単純化したリネ2のストーリー

もともとアデンには、ひとつの球体のみがあったそうです。
それがやがて、アインハザードグランカインという夫婦に分裂。

アインハザードグランカインの残りカスが、巨人

それ以外の残りカスが大地や海になりました。

この夫婦の神様は、やたらとたくさんの子供を作ります。
その子供たちの中でも最初に生まれた5人は特別な力を与えられました。

1番上の娘、シーレンは水を、
1番上の息子パアグリオは火を、
2番目の娘マーブルは大地を、
2番目の息子サイハは風を支配することとなりました。
次に生まれたエヴァは、支配するものが無くなっていたため、
詩と音楽をつくっていたそうです。

さらにアインハザードは創造の神であるため、子供の力を借りて次々に生物を創造します。

シーレン+アインハザード=エルフ

パアグリオ+アインハザード=オーク

マーブル+アインハザード=ドワーフ

……で、これを羨ましいと思ったグランカインが、
強引に子供たちを巻き込んで作ってみたのがヒューマン
ヒューマンのあまりの出来の悪さに、
グランカインは彼らを放置して隠れてしまったそうな。
創造主に見捨てられたヒューマンはというと、
力もなく頭も悪かったので他種族の奴隷となっていたそうです。

隠れていたはずのグランカインですが、
何を血迷ったのか娘のシーレンにハァハァし、身篭らせてしまいました

これを知ったアインハザードおばさん大激怒。

シーレンアインハザードから水の神の地位を剥奪され、執拗に追われまくります。
グランカインはというと、奥さんが怖いのか、助けなかったんですよ、これがまた。

そしてシーレンは両親を激しく憎み、呪詛の言葉を吐きつつ森の奥で出産。
こうして生まれたのが、ドラゴンです。

ドラゴンという仲間を得たシーレンは、憎き神々に戦いを挑みました。

恐るべきドラゴンの力は神々を一時的に圧倒しましたが、
なんとかアインハザードグランカインが踏ん張り、シーレン軍は敗退。

シーレンは悲しみのあまり、「死」の世界を作り出して、そこを支配するようになります。
さすがにグランカインも憐れに思ったのか、シーレンに付き添うことにして死の世界へ住み始めました。

居なくなったシーレンの代わりに水を収めていたのがエヴァ
しかし、このエヴァは臆病で、戦争が怖いため、自分で穴を掘ってその中に隠れてしまいます

支配者を失って水が荒れ狂い、巨人たちはアインハザードに泣きつきました。

事の重大さに気づいたアインハザードエヴァを見つけ出し、激しく叱り飛ばして事態を収拾。

こんな茶番劇を見てしまった巨人は、

「あんなアホな連中より、俺らのほうがイケてるんちゃう?」

などと考え始めます。

そして科学の力で生命体まで作れるようになっていた巨人は、神々に挑もうと軍隊を組織しました。

とはいえ、やはり神は強かった。

またも怒り狂ったアインハザード巨人を片っ端からなぶり殺します。

最後のひとりまで殺し尽くそうとするアインハザードを、

「もう気ィ済んだやろ」

グランカインがなだめて、制裁は終了。

この制裁のおかげで、アデンの各地に穴ぼこができてしまいました。

地上の生物にすっかり失望したアインハザードは、これ以降、姿を現さなくなります。


さて、神々が姿を消すと、統治者であった巨人のマネをエルフが始めました。
ところが、エルフには巨人ほどの力はなく、怒ったオークに森へと追いやられてしまいます。

落ちぶれたエルフに近づいてきたのが、三角コーナーの残りものでつくられたおにぎりことヒューマン

「高貴なるエルフ族のために我らは力を惜しみません。……ですが、我々にはオークに対抗できる力がないので、魔法を教えてください(ニヤリ)」

エルフ「まっ、ヒューマンってバカだし」と思って魔法を教えてしまいます。

そしてエルフヒューマンの連合軍はオークエルモアまで駆逐。

ところが、この時のオークの捨てゼリフが、その後のアデンを象徴しています。

「エルフどもアホちゃうか? もうヒューマンの強さは手に負えないっちゅ~ねん」

その予言は的中し、武力を手に入れたら世界を支配する気マンマンだったヒューマンたちは、
計画的に謀反を起こしてエルフをまたもや森に追いやります。

こうして、ヒューマンが統治者として君臨する世界が誕生しました。

……その頃のドワーフ
オークエルフヒューマンゴマ擦っていたそうですよ……。


大陸の覇者となったヒューマン
予想通りですが、今度はヒューマン同士で争いを始めます。

そんな戦乱の時代をなんとか統治することに成功したのが、エルモアデン帝国の初代皇帝シュナイマン

この初代皇帝は、ヒューマンの格を上げるために、グランカインが創造主であるという事実を封印し、
アインハザードを神とする宗教改革を行います。

やがてはアインハザードは善の神であり、グランカインは悪の神であるとして、
後者を崇拝する者は容赦なく弾圧される世界となりました。

シュナイマンがそんなことをするようになったキッカケに、彼が即位するその日に、
天から6つの翼を羽ばたかせて光に包まれた少女が降って来るという出来事がありました。

少女は自らをアインハザードの使者アナキムと名乗り、シュナイマンに特殊な力を授けます。
その力とは、聖なる甲冑に身を包んだネフィリムという軍隊を作る力。

シュナイマンはその力を使って、自分に従わない連中を粛清しまくりました。

ネフィリムの活躍もあり、国としてエルモアデンが順調に成長しそうな兆しを見せていましたが、
どこからともなく「啓示を言い伝える者たち」と「滅亡を叫ぶ者たち」が沸き、シーレン信仰を声も高々に叫びます。

そんな後付け設定はともかくシュナイマンアナキムから新しい力を授かり、
シーレン信者が潜伏する地下空間を見つけ出しました。
ここをシュナイマンは、異端者のという意味でカタコムと呼ぶようになります。

そしてシュナイマンネフィリムを先頭にカタコムへ突撃。

ところが、シーレンの闇の力で生み出されたリリムという軍団が、これを迎撃。

辛くもリリムたちを退けたシュナイマンは、アナキムが下した啓示によってカタコムを封印します。
ゆえにこれを、第一の封印「啓示の封印」と呼ぶのです。

しかし、宗教弾圧はいつの時代もうまくいかないもの。

シーレンの崇拝者たちは8つの地下都市ネクロポリスを建設し、着々と力を蓄えていました。

先の戦争で国力を疲弊させたシュナイマンは、資金繰りに悩みます。
そこに近づいてきたのが、ドワーフ社会の中で破門の憂き目を見ているマモンの商人たち。

シュナイマンは、彼らの財力をバックに再び戦争開始を決意。

シュナイマン軍の先頭に立つのは、他でもないアナキムでした。
アナキムネフィリムたちを率いてネクロポリスへ攻勢をかけます。

これを迎え撃ったのがリリム軍団と、実はそれを率いていたリリス

リリスの出自は諸説あるようですが、もっとも有力なものに、
まだシーレンが水の統治者である時代に彼女を崇めていたオラクルであったという説があります。

そんな両者の激突は、聖者のネクロポリスを舞台にまさに熾烈を極めました。

ところが、この戦いの最中にシュナイマンは、アナキムから授かった力を使ってリリスリリム軍、そしてアナキムネフィリム軍をまとめて封印してしまうのです。

これが、ふたつ目の封印「貪欲の封印」

ダークエルフの大長老シフィエルは、この時のことを以下のように述べています。

「アナキムが聖者のネクロポリスにリリスと共に封印されたとき、アナキムはそれを自分の運命だと思っただろうか? または捨てられた子供のように救いを求めて泣き叫び、自らを闇に閉じ込めたシュナイマンを呪いやしなかっただろうか……」

ちょっと、かわいそうなアナキムさんでありました。

こうして己の地盤を固めたシュナイマンは、グルーディオギランディオンといった行政都市を特殊な力で統治し、
その地位を脅かす者は居ないと思われたのですが、ある時、シーレンの産み落としたといわれる軍団が、
グルーディオディオンの城をあっさりと落としてしまいます。

不審に思ったシュナイマンが調べると、敵は不思議な力を使って、
城の聖物を外部から操作して攻城戦を有利にしていることがわかりました。

シュナイマンは苦渋の決断として、城の聖物を操作できない封印をすべての城に施します。
この封印は諸刃の剣で、シュナイマン自信も城の聖物を自在に遠隔操作できなくなりました。

これが、第3の封印「戦乱の封印」です。


その頃、エルモアデンには巨人の魔法を復元し、研究する機関が設けられます。
そして象牙の塔で魔法の研究が行われていたのですが、機関の中からひとりの天才が誕生しました。
このヒューマンの名前はベレスといいます。

象牙の塔の魔法使いたちが束になってもかなわない魔法を使いこなしたベレス
危険を感じたエルモアデン帝国は、象牙の塔の魔法使いの力を借り、
禁じられた黒魔法を用いてベレスを封印しようとしますが、ベレスも痛手をこうむりつつ逃走。
現在に至るもアデンのどこかで復讐の機会を伺っています。
荒地近くにアイ オブ ベレスというボスモンスターがいますが、これはベレスの魔力によるもの。
荒地そのものは、この時の黒魔法で荒廃した土地です。

一方その頃、すっかりフ抜けたエルフは、森の中で平和に暮らせればそれでいいと思うようになりました。

ところが、このままヒューマンに屈服するのは納得がいかないと、
禁じられた黒魔法に手を染めてでも戦おうとする一団がいます。

黒魔法に興味津々の彼らの元に、ダスパリオンというヒューマンの魔法使いが近づき、
黒魔法を教える代わりにエルフの長寿の秘密を習得していきました。

黒魔法を自由自在に操れるようになったタカ派の彼らは、エルフに戦争をしかけて数多くのエルフを殺します。
戦いは果てなく続き、エルフは自分たちを裏切った一団にむけて、呪いの魔法をかけました。
タカ派のエルフはこの呪いによって、朽ち果てた森に潜む闇の種族、ダークエルフとなってしまいます。


エルフの小競り合いをよそに、エルモアデン帝国は繁栄の一途。
抵抗を続ける国々の大半を駆逐し、黄金期を迎えました。
この時の皇帝が、あのバイウムです。

ところが調子に乗ったバイウム傲慢の塔を作り、神の怒りに触れて幽閉されてしまいます。

柱を失ったエルモアデンは衰退したばかりか、バイウムの後釜を狙った戦いが繰り広げられました。

その結果、エルモアデン帝国は崩壊。

この機にオークは持ち前の軍事力で台頭を図ろうとしましたが、
種族の違いによる内乱で自滅し、結局はエルモアでの冷や飯食らいに逆戻り。

ヒューマンは随分と長い騒乱の末に、相互不可侵の条約を締結。

そして、クロニクル1の時代が始まります。



以上です。

……少しは、背景がわかりやすくなったでしょうか。
余力がある時に、ゴースティンとかの話もまとめてみたかったり、みたくなかったり。
by TempLicense | 2005-09-27 21:57 | リネージュ2 ストーリー